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糀屋、西和良の地を食べる。

まずは謝罪から。

更新が遅れに遅れました。これも言い訳をさせていただくと熱帯夜が云々と言った

 

サボリ魔が出てしまいましたね。

いかんいかん。

 

まぁ色々と企画とか

帰省に関してとか

取材とか

色々とやっていたら楽しくなっちゃって。

 

前回更新より随分間が空いてしまいましたので、軽くおさらいから行きましょうか。

 

 

糀屋、西和良で洞窟に想う。

 

そ、前回は鍾乳洞を探検しながら岡ちゃんと色々なことを話しました。岐阜のこと、西和良のこと、そして猟師のこと。問題も多く課題も山のようにあり、だけどそれをみんなで乗り越えようとする動きがあって。その根幹を今回の旅の主人公である岡ちゃんがこれから担っていく。そんな感じでしたね。確か。

 

そして糀屋の本領発揮が今回なのです(本当かな?)

 

なぜ西和良の村おこしに糀が関係してくるのでしょうか。

それは岡ちゃんとの再会の日に遡ります。

 

岡ちゃんが鎌倉の私を訪ねてきた日のこと。もちろん昔話に花が咲いたのですが、その中で「味噌」「糀」のキーワードが出てきました。そう、六次化産業のお話です。

 

六次化産業というのは、農業や漁業、林業と言った第一次産業を営みながら製造・加工・販売までを一貫して行う業態のことを言います。つまり具体的には私の実家がやっているような

「お米を作る」→「糀に加工する」→「パッケージに詰める」→「販売する」

 

この一連の流れを全て自分たちで行うという業態です。

私の家はずっと、こういった六次産業の業態でやってきていたので、そのノウハウを聞きに他県から大勢の方がいらっしゃいました。その度に親父が口癖のように言っていた言葉があります。

それが「理念」と「覚悟」です。

「理念」とは、何故それをやるのか。

「覚悟」とは、どんな状況に陥ってもやり抜く気概があるのか。

一度手を出したなら生涯をかけてやり抜く覚悟が必要だと、厳しい言葉を投げかけていました。

 

良いものを作れば売れる、だから大丈夫!という方がほとんどでしたが、良いものは世の中に溢れています。良いものだとどうやって周知させる?どうやって売る?デザインは?法規関係は?資格は?資金は?

多額の補助金に目が眩んで、地元の人たちを焚きつけて「補助金出るし六次産業をやろう!」と意気込んでも、問題は山積みなわけです。

これだと、エクスキューズが「何故六次産業を目指すのか?」→「補助金が入るから」になってしまいますね。そんな事業がうまくいく訳が無いです。だってそんな思惑で作った商品にはストーリーが無いから。

「私はこれが作りたいんだ」という強い信念の元、真摯に良いものを作り続けて、売り続けて、実るほどこうべを垂れる稲穂の精神で貫き通した時、初めて「信用」というブランドを勝ち得るんだということを口酸っぱく何度も何度も(何故か私にも)お説教していたのが記憶に新しいところです。

 

さて、話が脱線しましたが岡ちゃんとの会話の続き。

岡ちゃんも村おこしに「六次産業」の話を持ってきました。ところがどっこい、彼の住む西和良ではもうジビエの生肉加工場があり、ブランディングを行動に起こすだけですぐ事業が始められそうです。

 

僕「おおー!そんだけインフラ整ってたらもう早く行動したもの勝ちだね!」

 

岡「そそ!!だからもう予定がびっしりでさ〜」

 

動く男は違いますね。成功の確証なんて誰しもが持ち得ませんが、彼ならやり抜くでしょう。そういう男です。ここで僕は俄然応援したくなったのですね。

 

そして、その中で私の糀をうまく使えないか、という打診がありました。

私は戸惑います。

 

僕「僕の糀だとストーリーが薄くなっちゃうなぁ。。そうだ、岐阜に糀の作り方とか色々お話に行くから、岡ちゃん自分で糀作ってみたら?」

 

 

色々と端折って今回の旅を掻い摘んでいますが、本質はここだったのです。

私は自分の店のレシピも全て言われれば誰にでも公開していますし、糀の作り方も全てお話しします。インターネットの時代ですから、私より詳しく説明されているサイト様も多数ありますし、何より隠す必要がありません。だって糀を使って糀文化を継承してくれるなら、それが一番良いに決まってますから。

 

そんな訳で話は西和良に戻ります。

 

彼とひとしきり糀のお話をしながら、有機栽培米で生計を立てていらっしゃる地元の農家さんのお話も聞きながら。みなさんと楽しい糀の話をさせていただきました。

ふと時計に目をやるともう17時を回っています。お腹も空いてきました。

 

岡「よーし!食材買いに行くか!」

 

おお、食材。何でしょう。

 

ジムニーに乗り込んで向かった先は、白い加工場のようなところ。おもむろに中に入って行きます。

 

岡「お世話になってます〜!お肉あります?」

 

どうやらここはジビエの生肉加工場。美しくパッケージされた猪の肉や鹿の肉がズラリ。「どれでも好きなの持って行きな」とのことで、鹿のソーセージと猪のヒレ、バラをゲット!これで焼肉をするっていうのですからもうワクワクが止まりません。挨拶を終え、足早に自宅へと戻ります。

 

岡「早速やりますか!準備するから座ってて!」

 

と、おもむろにビールをグラスに注いで乾杯をすませ、岡ちゃんはシェフ岡崎に。

私はアホ面でホゲホゲとビールを煽ります。

 

そんなことをしていると、都会的で若い綺麗な女性がガラリと入ってきます。

 

ミホさん「コンバンワ〜!」

 

27歳の美女ミホさん、聞くと名古屋から引っ越してきた方で、岡ちゃんの隣の家に住む予定とのこと。SEやWEBデザインをしながら罠を山に仕掛けに行き、猟銃の資格も同時並行で進めているとのこと。何とまぁ見た目とは裏腹にワイルドだこと。

 

こんなうら若き女性が猪を捌くんだなぁ。そんなことを思いながら雑談していると

 

シェフ岡崎「はい!これが鹿のソーセージ!」

ハーブが香る鹿肉のソーセージ

 

鹿ハム、猪バラの味噌だれ焼きなど、出るわ出るわ。

夢中になって食べていたので写真は忘れました。ごめーんね♡

臭みなんかひとつもなくて、上質なお肉ばかり。これはお金出してでもお肉買う筈だわ。

このソーセージもハーブが効いてさっぱりした味わいながら、赤身の旨味がぎゅっと詰まった極上品。

こんなの都会だと小皿で2000円以上するんだろうなぁ。

食もビールも進みます。

 

 

 

シェフ岡崎「ちょっとテーブル開けて〜!七輪が行くから!」

 

 

 

七輪!?

 

臭みや癖が全くない新鮮な猪のバラ肉

 

まずは猪のお肉。

 

そしてどーん!

 

七輪でいただく猪肉の炭火焼

 

「うおォン 俺はまるで人間火力発電所だ」by孤独のグルメ

 

やっぱり焼肉ですよ焼肉!カリッとふっくら焼けた猪のお肉

豚の旨味をさらに濃厚にしたようなワイルドさ。

臭みはゼロで、ミホさんも美味しそうに食べています。

 

この辺りから岡ちゃんも参加して宴会は盛り上がって行きます。

 

シェフ岡崎「お、そろそろできたかな」

 

シェフ岡崎の特製猪カレー

 

猪肉カレー。

まぁ何て贅沢なんでしょう。銀シャリもまるで飯盒炊きのようなツヤッツヤ感。

カロリーの暴力が、私の心を浄化していきます。美味すぎる。

 

そんな感じでダラダラと会は進み、夜も更けてまいりました。

ふと、そんな時に近いてくるエンジン音。。。

 

こんな夜更けに一体誰が!?

 

 

 

次回「糀屋、猟師に会う」

 

 

 

 

絶対に見てくれよな!

でわでわ。

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