sawvih

オープン前夜。

sawvihメインロゴ

初めまして。

この度、鎌倉は浄妙寺にて糀屋を経営することになりました

オーナーの寺坂と申します。

 

「糀屋」ということは、つまり私は糀を生業にしているということですが

これは実家が代々糀谷であるということに起因します。

 

一応、私の代で4代目になるのですが、厳密には実家を継いでないから4代目ではありません。

私の姉と弟が実家「あさひ愛農園」グループ内にて農業を主体とした麹屋を継いでいますから

姉と弟が4代目を担ってくれています。頑張れねーちゃん、おとーと。

 

さてさて、ここで気付いた方もいるかもしれませんが

 

「糀」と「麹」。

 

どちらも「こうじ」。

 

糀・・・日本で作られた漢字

麹・・・大陸で作られた漢字

 

ということらしいです。なので大きな違いはありません。

ウチでは代々麹屋だったので、独立した記念に糀屋にしてみました。

漢字もかわいいしね。

 

まぁそんなこんなで実家を出て独立した先が、ここ鎌倉の地というわけです。

 

どうして独立したんでしょうか。

どうしてここ鎌倉の地を選んだのでしょうか。

 

そもそも糀屋(麹屋)というのは、昔はもっと多く点在していました。

コンビニとまでは言いませんが、集落には一軒必ずあったと言われています。

それもそのはず、日本の伝統調味料である「味噌」には麹が使われています。

そう、昔は味噌を自宅で仕込むのが当たり前だったのです。

(余談ですが「手前味噌」なんて言葉もありますね。)

 

糀の需要が高かった時代は、糀屋も経営ができていたんですね。

 

ところが、時代は変化していきます。

人も文化も変化していきます。

糀をつかう文化も需要も変化していきます。

糀だけでは儲からなくなっていきます。

そんな経済状況では、後継者も見つからなくなります。

糀屋の姿がひとつ、またひとつ消えていきます。

寂しいです。

 

これが淘汰なら仕方ないのでしょうが、私は諦めが悪いんですね。

しつこく食い下がってやろう、歯型を残してやろうと考えるわけです。

 

地元で兄弟仲良く暮らしているのも楽しかったですが

上にダラダラ書いたような事をずらっと並べて

最小公約数を求め始め、終いには

「そうだ!減ってるなら麹屋を増やせばいいじゃん!」と画策するわけです。

 

さて、もうお分かりですね。

 

「麹屋のア◯な倅が血迷って、ワンチャンありそうな観光地の片隅で独立した」

こういう図式が成り立つわけです。まぁ、なんて安易な発想なんでしょう。

 

正直、私が頑張らなくても

糀という文化は残っていくでしょうが

最後に立っていられるのは一部の大手メーカー様くらいだと思います。

だからこそ、こうやって小さな私ができることは

糀の伝道師として最後まで足掻くこと。これに尽きます。

やってもやらなくても未来はあんまり変わらないでしょうけど、やります。

 

お酒を飲む意味はあるのか?と聞かれたら

「美味しいから飲むんだよ」と返しますし、

 

オシャレする意味はあるのか?と聞かれたら

「楽しいからオシャレするんだよ」と返します。

 

糀屋も同じです。やりたいからやります。

 

そんなわけで、オープンしました糀屋「sawvih」。

”そうび”と呼んでくださいね。ちなみに造語です。

 

僕がsawしたこととかvisitedで得たものをharvestする感じで

「人生の収穫期」なーんて意味が込められています。

 

その他にも「装備」とか「壮美」とかね。

割とそんな感じ。

 

語彙力に乏しいので、なんとなーく雰囲気で掴んでもらえれば幸いです。

 

まだまだ準備が至らず、一部紹介に留まっていますが

自分の人生で歩いてきた寄り道の色々を

糀文化に準えて紹介するお店。

そんな形を理想としています。

 

とまぁ長々と書きましたが、ここまで読んで頂いて本当に嬉しく思います。

これから毎日(本当か?)更新していく予定ですが

この

夜のテンションとオープン前夜のフワフワした気持ちで書き殴った駄文。

これを書けるのも今日この日の時間だけですからね。楽しんだもの勝ち。

 

よーし、明日から頑張るぞー!

 

それでは、糀屋日誌の第一回目、これにておしまい。寝ます。

ありがとうございました。

 

寺坂 寛志

次の記事へ

»
プライバシーポリシー / 特定商取引に基づく表記 / Copyright (C) 2018 sawvih. All rights Reserved.